2013年10月31日木曜日

レッドソックス、上原、田沢、ワールドシリーズ優勝おめでとう!

いやー、やりましたね。

ピンチで出てきてきっちり仕事をした田沢、得意のスプリットで三振締めの上原、レギュラーシーズン(あんまり見てませんでしたが)、ポストシーズン通しての活躍を最終戦でも見せてくれました。

上原を最初に見たのは、巨人の新人投手だったときだったので14年前です。当時からテンポよくどんどん攻め込むピッチャーで先発完投してました。その後怪我しまくって、アメリカに来てからモミアゲやヒゲを伸ばしたり剃ったりいろいろあったようですが、ここまで再び上り詰めたのは本当にスゴイと思います。

ちなみに僕は阪神ファンなので巨人のエースピッチャーを当時は全然応援はしていませんでした。あと巨人のドラフト一位のどこが「雑草魂」なのかと突っ込みたい気持ちもありました。

でも性格がサッパリしてそうなのと、すごい選手のすごいピッチングをみたいという興味もあったので嫌いではありませんでした。いまは巨人を離れてくれたのでこころおきなく応援できてほっとしています。

相手のカージナルスもいいチームでしたね。けん制で刺されたウォンもいい選手でいい奴だったと思います。近い将来レギュラーをとって活躍するでしょうね。

毎年ポストシーズンしか見ていない僕ですが、今年は本当に楽しませてもらいました!


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2013年10月29日火曜日

早期リタイアの目標はリタイアしなくても達成できるはず

投資の目的として早期リタイアを目指している人は多いですね。
僕もその一人です。

狙い通りお金が貯まって早期リタイアできたとしましょう。
それで毎日何をやりたいかって人それぞれですよね。

毎日本を読んで過ごすとか、ゴルフするとか、旅行しまくるとかあると思います。
あと自分の好きなことを勉強するとか小さなビジネスをするとか。

思うのはそれは早期リタイアしなくても今すぐにできることではないかということです。
もしお金と時間の制約がないとしてみなさんは毎日何をして過ごしますか?
それを今やっていないのはホントにお金や時間が理由ですか?

実際のところ、自分がやりたいことが見つかっていないとか、お金や時間をなにかをやらないことの言い訳に使っているということもあるかもしれません。

それではもったいない。自分の好きなことがなんなのかは知っておくべきです。

ですので早期リタイアを目指してなくても、なんでも自由にやれたとしてなにをやるかを考えてみるのはとても意味のあることだと思います。

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2013年10月28日月曜日

上原のナイスけん制でレッドソックス勝利

テレビでワールドシリーズ第4戦を見ていましたが、レッドソックス今日はいい勝ち方でした。

田沢がワンポイントできっちり仕事をして、上原はきのうの走塁妨害でサヨナラ負けのお返しのように今日はけん制アウトでゲームセットって出来過ぎですよね。

攻撃の方も一番打ってるオーティスの次のバッターが決勝のスリーランっていうのが次戦以降にきいてくるんじゃないですか。相手はオーティスと勝負しないといけなくなりますもんね。

さらに最後けん制で刺したランナーは昨日途中から出てきてセカンドでファインプレーしたり盗塁決めたりしてた若手選手です。彼を調子にのせてシリーズのラッキーボーイになられる危険もあったけれどそれも封じました。

上原と田沢はアメリカでの評判もとてもいいです。
たとえば今日の試合でも田沢は7回のワンポイントを押さえただけで8回からはラッキーというピッチャーに交代しましたよね。

そのときテレビのアナウンサーと解説者は、なんで田沢が交代?と少し不思議そうで、でも上原がいるからいざとなれば彼を出せばいいと監督は考えてるんだろう、みたいなことを言っていました。

以前の試合でも上原がスリーボールまでいっただけで、どうしたんだ?珍しいと言ってたんで、アメリカ人も上原には絶対の信頼を置いていることがわかります。

ただワールドシリーズの上原は絶好調ではないと思うんですよ。
高い球をヒット打たれてますよね。ちょっとコントロールが甘くなっているのか球のキレが落ちているのか僕にはわかりませんがちょっと不安です。
まあ僕の基準は連続アウト37人のときとの比較だし、応援するあまり心配性になっているっていうのもあります。

今日の最後のけん制はスピード、コントロールともに申し分なかったです。
投球以外の部分でもソツがないっていうのがいいですね。

上原のすごさは球のキレに加えて、頭の良さや気持ちの強さがあると思います。
なんでもそうですがスポーツも相手との戦い以前に自分との戦いがあります。
やるべきことをやるとか、持っているものを出し切るとかそういうことです。
上原はどんな状況でも少なくとも自分との戦いには常に勝っている人じゃないかなという印象があります。


今回は投資とまったく関係ないエントリーでした。


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2013年10月27日日曜日

保険が必要か決める方法


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保険は無駄だとか、でもイザというときにために入っておくべきとか、いろんな考え方がありますね。なんかよくわからないので考えるのも面倒くさいし月3000円くらいならまあいっか、というのが大方の人が落ち着くところだと思います。

僕なりの判定方法を提案します。

1、その保険でもらえる最高金額を計算。生命保険なら保険金額そのままですが、医療保険なら入院給付金にマックスの日数を掛けて、それに手術給付金を足すとかで計算してください。

2、その金額をすでに貯蓄で持っていればその保険は不要です。

以上です。


これでいくと医療保険はほとんどの人にとって不要だと思います。

保険会社の取り分がある以上、保険自体は損な賭けでやらないにこしたことはありません。
それでも入るのは自分では払いきれない出費が必要になる万が一の事態に備えたいからです。

あなたが保険で備えようとしている万が一の事態に貯金で対応できるのなら保険は必要ないでしょ、というのが僕の考え方です。

これでもまだかなり保険会社にとって甘い判定方法なんですよ。
世の中にはもっと厳しい考え方がいろいろあって、それに従えば今ある保険商品で入っていいものはほとんどゼロになってしまいます。

僕も実はそっちの考え方に賛成なのですが、とりあえず今回は超簡単&甘い判別方法で、まさかこれにひっかかる保険に入ってないですよね?という趣旨です。

月に数千円払い込んで将来病気になったときに数十万円もらえるようなショボイ保険はやめたほうがいいですよ。




2013年10月25日金曜日

やる気の出し方と2度寝しない方法

勉強や仕事の締め切りが迫ってきているのになかなかやる気が出ないこと、多いです。
なにかこう最初の一歩が出ないというか、やり始めちゃえば調子が出て来るんですけど。

朝もなかなかすぱっと起きられません。一度フトンから出てしまえばあとはなんてことないのですが、その一歩めがなかなか出てこなくて二度寝三度寝してしまいます。

このふたつが僕の悩みですね。

脳科学の専門家が「やる気を出すにはやり始めるしかない」と言っていたのを読んだことがありますが、脳内のやる気物質みたいのは実際に何かをやり始めることで初めて分泌されるというような話だったと思います。

つまり勉強や仕事のエンジンのかかりが遅いのと朝起きられないのは同じ問題だったわけですね。まずなんでもいいから動き出せということです。

二つあったと思った悩みが実は一つだったことに気づきました。
やったあ、一個減った。

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2013年10月23日水曜日

ピース又吉直樹の経済番組「オイコノミア」

NHKでやっている経済教育番組です。

毎回ひとつのテーマについて、ピースの又吉直樹さんが若手経済学者のレクチャーを受けるという番組構成になっています。
バブル、消費税などの身近なテーマを経済学の視点から解説してもらえます。
行動経済学やゲーム理論なんかも登場しますよ。

この番組の面白さはピース又吉のキャラだと思います。
彼は相当な読書家でそのせいか知的な面白さがあるんですよね。
経済学にも素朴だけどするどい突っ込みをときどき入れてくれます。

内容的には投資に興味があって自分で情報を仕入れている人にはそれほど目新しさはないかもしれません。それでもなぜか見てしまいます。

wikiのオイコノミアのページで過去の放送のタイトルを見てください。
あなたも一度見てみたくなると思いますよ!

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2013年10月21日月曜日

中国株投資の結果と感想

僕が投資を始めたのは2000年頃だったのですが、当時かなり力を入れていたのが中国株でした。邱永漢さんという方の本を熱心に読んでいてそこで中国株がすすめられていたのです。

その頃の中国はちょうど高度成長時代の日本と似ていると言われていたと思います。
配当も10%台がザラとか北京オリンピックを控えて活気づいているとか威勢のいい話が世間でたくさんありました。

僕自身も株で当てて大もうけしたいという野望があったので(それは今もですが)、投資資金の80%くらいは中国株にあてて、投資資金ができるだびにどんどん買い増ししていきました。

邱永漢さんはおすすめ銘柄をわりとガンガン発言されていたので、ほとんどその通りに買っていました。購入資金が追いつかないくらいでした。


で、どうなったのか?
それがかなり儲かったんですよ。
買った株のひとつに張裕葡萄酒(ヤンタイチャンユー)というのがあって、それが一時期10倍以上に値上がりして全体のパフォーマンスを押し上げてくれた感じです。結局高値では売ってなくて今も持っているので10倍儲けた訳ではないのですが、配当も良くて気分の良い銘柄でした。


損した銘柄もたくさんあるのですが、全体としては邱永漢さんについていって良かったと思ってます。なにより彼は勧めた銘柄を自分でも買っていたのがいいですよ。
自分でリスクを取っている人は信用できます。


それではこれからも中国株やその他の新興国銘柄を他人にも勧めるのかというと、そうは単純ではないんですよね。いろいろやってみて気がついたのは、

1、配当が中国と日本で二回課税されたり、手数料も現地手数料とかいうのがあって、取引コストがやや高い。

2、10パーセント以上の配当がザラってことはなくて、平均すれば2、3パーセントで日本株とそんなに変わらない。そもそも高配当がいいことと言えるのかわからないと今は思っています。

3、以前のエントリーで日本株の将来について書いたときと同じで、その国の経済成長が期待されているんならそれはすでに現在の株価に含まれているはずなので、この先上がる理由にはならないような気がします。


というわけで僕自身は自分の投資結果には満足していますが、ラッキーに助けられた結果オーライ的なところが大きかったのかなと今は感じています。

今でも中国株をかなり持っているのですが、この数年は分散投資の重要性を知ったこともあり、少しずつ中国株のウェイトを減らしているところです。

これからやろうとしている方には、コストとかその他面倒なこともありますが、エキサイティングだし日本株とは違う値動きをするので面白いですよ、グッドラック!と伝えたいです。

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2013年10月20日日曜日

読み物があるので退屈しない「ほぼ日手帳」の活用法

今年も残り3ヶ月をきりました。
来年の手帳の手配を始めている方も多いと思います。

僕のおススメの手帳をご紹介します。
それは糸井重里さんのホームページで売っている「ほぼ日手帳」です。
ほぼ日と言うのはほぼ日刊イトイ新聞の略で、ホームページの名前です。
このホームページのどこかから手帳の紹介&購入のページにいけるはずです。
http://www.1101.com/home.html


この手帳は一日一ページの作りになっているのですが、ページの下に3行程度の読み物があるんんですよ。それは過去にホームページに記載された記事からの引用なのですが、硬軟とりまぜた内容でちょっと読むのにちょうどいい感じです。

会議中に眠いときに読めば睡魔との闘いに勝てるでしょう。
値段はちょっと高いのですが一年使えばモトはとれると思いますよ。



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2013年10月19日土曜日

アーとかウーとかやめれば英語が上手く聞こえる

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日本人がしゃべる英語で気がついたのは、やたらとアーとかウーとか言うんですよ。
次の言葉を探しているときにどうしても声が出るんですね。
これは僕も言ってしまってますが耳障りなのでやめたいです。

じゃあ何と言うのがいいのか?
無言でいいんじゃないでしょうか。

相手に質問されて考える時間が欲しいときはLet me thinkといってから沈黙に入るっていうのでどうでしょう。それで視線を泳がせず、一点をじっと見つめながら考えて答えが出てからしゃべりはじめれば落ち着いた雰囲気がだせるんじゃないかと思います。





2013年10月17日木曜日

ジム•ロジャースの集中投資とリスクヘッジ

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だいぶ前の話になりますが日経新聞にジム•ロジャースのインタビュー記事が載っていました。
名前はよく聞きますが、10年間で4000%(40倍)のパフォーマンスを残したということでスゴイですね。

投資に関していろいろアドバイスがありますが、僕が気になったのは「増やすなら集中投資」という部分でリスクヘッジにも触れられている点です。

一般的には分散投資がいいとされてますが、それでは資産を守れても増やせないということで、まあ確かに40倍とか目指すなら集中投資しかないでしょうね。

ではリスクヘッジはどうするのか?これは別の会社を空売りすることでマーケット全体の暴落に備えるそうです。暴落時には良い会社も下がるけれど悪い会社はもっと下がると。
なるほど。いい会社と悪い会社を前もってわかること前提の話のようにも思えますが、聞いてるとなにかうまくいくような気がしてくるのはさすがです。

この記事で笑ったのは、これが投資初心者に対するアドバイスだという点です。
最初のほうは自分でわからないものに手を出すな的な無難な内容だったのが最後には集中投資&カラ売りでリスクヘッジってかなりな上級コースに思えるんですが、きっと彼は自分が信じることをみんなに正直に勧めているんだと思います。

これからは中国の時代と読んでシンガポールに移住して娘さんに中国語を勉強させてるそうですから、人生そのものも集中投資型ですね。

ちなみに他のインタビューを見るとアベノミクスは長期的にはうまくいかないだろうという見立てのようです。

この人のインタビューで面白いのはなんでもハッキリいうところですね。
どうとでもとれる物言いでお茶を濁すということをしないのは立派な態度だと思います。








2013年10月16日水曜日

談合の知らなかった側面を見れた「鉄の骨(池井戸潤)」の感想

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ドラマ半沢直樹の原作者、池井戸潤です。
この人の小説はどれも面白いですが、この「鉄の骨」もとてもいいですよ。

これは建設業界の談合を描いた小説です。
談合を取り仕切る部署に配属された新入社員が談合はダメでしょ、とは思いながらも、内情を知るにつれその必要性も理解できる気がしてきて、そのあたりの葛藤が読んでて共感できます。

結局どっちの考え方が正しいのかスッキリした答えを求めながら読んでいたのですが、どんな答えが用意されていたかは秘密です。みなさんも読んでください。

この小説の別の側面というかむしろこっちがメインですが、談合を巡る駆け引きがスリリングなんですよ。談合している会社同士でも少しでも自分のところが有利になるように根回しあり裏切りありの世界で主人公の会社がどう立ち回るのか、引き込まれますよ。

談合仲間とはいえ結局のところライバル会社なんですよね。
その認識はこの本を読むまでありませんでした。

この小説はNHKのドラマにもなっていてそっちも面白いので機会があった見てみてください。





2013年10月15日火曜日

未公開株で大損した話 その3

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これまでのあらすじ
ボーナス全額相当のお金をつぎ込んだ未公開株が10年近く経っても上場されませんでした。

さて、一向に上場される気配のない株の株主をやっていて僕が気づいたこととは?
それは流動性のないものに金融資産としての価値はないということです。
流動性というのは売りたいときに売れるということです。

あたりまえじゃ!と突っ込みたい方はどうぞ突っ込んでください。
あなたは正しいです。

未公開株と言うのは流動性ゼロなんですよ。誰かに売ることはできません。
とくに僕の持っている株は売買に取締役会の承認が必要なので勝手に売れません。
たとえ承認をもらったところで買いたい人はいないでしょう。
配当もありませんし、議決権はあっても少数株主なので実際になにかを動かす力はないですし。

でも世の中に配当のない上場会社の一口株主はたくさんいると思います。
その人たちと僕の違いはなにか?それは株を売る方法をもっているかどうかという、流動性の違いだけなんですね。

あなたが財産と思っているもの、不動産でもアンティーク家具でもビンテージジーンズでもなんでもいいです。それを来週売りたくなったとして誰にいくらで売れますか?
もし答えがゼロで、そのものをあなたが自分で使っていないとしたら、たぶん捨ててしまっても問題ないかと思います。

ぼくもこの未公開株の株主としての権利を放棄しても現実にはなんのダメージもないと思います。
でもなかなか捨てられない。

では今日はこのへんで。おやすみなさい。



2013年10月13日日曜日

未公開株で大損した話 その2

晴れて株主となった僕には株主総会の連絡などが届くようになりました。
なかなかしっかりした会社じゃないですか。
この調子で上場への手続きも進めてくださいよ!

そして2年か3年が経ちました。
上場する気配はありません。

会社のホームページを見てみました。
そこにはなんと未公開株の勧誘の詐欺に引っかからない様にという注意書きがありました。

ガーン!!
一瞬焦りましたが僕の場合は騙されたわけではありません。
正規の株を購入してちゃんとした株主になっています。

そして10年近く経ちました。
上場する気配はありません。
株主総会の連絡は今でも毎年届いています。

僕は考えました。
そしてある投資の真実に気づきました。



その3に続く。

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2013年10月11日金曜日

未公開株で大損した話 その1


10年近く前の話ですが、日本のベンチャー企業の社長と夕食をご一緒する機会があったんですよ。

その席上で社長から2年後の上場を目指していてついては株を買いたい人を募集しているという話があったので飛びつきました。金額はボーナス全額くらいといっておきましょう。
たしか社長か社長の奥さんの株をわけてもらう形だったと思います。

その時点ですでに設立から数年経っていて業務も普通にやっていた会社だったので、資金に困って僕のお金が欲しかったというよりは投資の機会を紹介してくれたんだと思いました。今でもそう思っていますがほんとのところはまあわかりません。

後で送られてきた書類に必要事項を記入して、お金を振り込んでしばらくして正式に株主となりました。あとは2年後の上場を待つのみです!

その2に続く。

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2013年10月10日木曜日

リターンが同じならリスクが少ないほうがいい、こともないでしょ?

投資対象を評価するときにリスクとリターンのバランスというのがありますね。
リターンが同じならばリスクの小さいほうが優れた投資対象だというのが前提になっています。

実はこれがよくわからないんですよ。

いま手元に100万円持っていて期待リターンが同じでリスクが違う2種類の投資対象を考えましょう。
[A]一年後の期待リターンは105万円、リスクゼロ。
[B]一年後の期待リターンは105万円、ただし70万円から140万円の範囲でばらつく。

教科書的にはリスクの少ない[A]がより優れた投資対象となっています。
[B]がダメな理由はもしかして70万円かも、というところなんでしょうが、もしかして140万円かもしれないではないですか。

どっちがいいかは個人の好みや主観であって、絶対的な真理ではないような気がしてしまうんですよね。そうなると期待リターンだけが唯一の指標のように思えてしまいます。

僕の考え方のどこが間違っているか教えていただけるとうれしいです。








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2013年10月9日水曜日

株で大儲け出来る気になる「ピーダーリンチの株で勝つ」

超おススメ本です。
これを読むと自分も大儲けできる気がして意欲がわいてきます。

著者のピータリンチは、ファンドマネージャーでマゼランファンドを率いて大成功した人です。

この本では彼がどんな銘柄をどういう考えで売買したかという具体的な例がたくさん示されていて、かといって自慢話ではなくて、僕たちにも真似できる考え方のヒントが散りばめれています。

普段の生活でいい店やサービスに出会ったらそこの株を調べるっていうのはいい作戦だと思いますよ。一般の消費者のほうがアナリストより気づくのが早いっていうのがその理由だそうです。

アマチュア投資家へのアドバイスや株の格言のウソホント集もあります。
難しい数式や理論は出てこないし文章も読みやすいので、読み物としても面白いです。

読んだあとはきっと自信とやる気が湧き出ていることでしょう。
僕自身もこの本に刺激されて本格的に株を始めました。
それでこの本を読めば僕たちもピーターリンチ並みに大儲けできるのか?
ま、それはたぶん無理でしょう。
それでも自分なりの投資スタイルを持つきっかけをつかめると思います。


アマゾンで検索すると同じ著者の「株式投資の法則」という本もありますが、この「株に勝つ」のほうがずっと面白いし役に立つのでまずはこれを先に買って読んでください。








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2013年10月8日火曜日

人口が減少しているので日本株は上がらないというわけではない。

日本の人口は今後減っていくので経済発展は望み薄で、従って日本株も長期的には上がる見込みはない、と考えている人がよくいます。僕も以前はそう考えていました。

経済評論家の山崎元さんの本を読んで、この考えが間違っていることに気づきました。
じゃあ正しい考え方は?それは「日本の人口が減っていくことは周知の事実なのでそれは現在の株価にすでに織り込まれているはずで、従ってその事実自体は今後の株価にとってプラスにもマイナスにもならない」というものです。

言われてみればたしかにそうですね。
誰でも知ってることを理由に将来の株価の動向を予想できると思ってはいけないですね。納得。
かといってここだけの秘密情報みたいなのをあてにするのはもっとマズイですよ。





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2013年10月7日月曜日

読むとハワイに行きたくなる「ダンス•ダンス•ダンス (村上春樹)」


村上春樹の小説の中ではこのダンス•ダンス•ダンス が一番好きです。僕の場合、最近の作品は長過ぎて、とにかく最後まで読むのが目標!読み返すとかムリ、みたいになっていますが、これはそういうことはありません。何度も読み返しました。

「羊を巡る冒険」の続編ということになっていますが、前作を読んでなくても大丈夫です。それだと羊博士とかいるかホテルの意味がわからないですが、これは前作を読んでいてもわからないので同じです。

村上春樹の小説の主人公はみんなマイペースにおしゃれな生活を楽しんでいますが、その究極がこの小説だと思います。紀伊国屋もシェーキーズもダンキンドーナツもハワイももの凄くいいところのように思えて自分も行ってみたくなります。

文章が上手いんですよ。テンポよくさらっと読めて、それでいて独自の雰囲気を確立しています。いろんな事件が起こるのですが、事件の展開そのものよりも主人公のクールさを楽しむ小説だと思います。

僕が好きなのはハワイの章と、五反田君と会って話してる場面(何回もある)、警察の取り調べの場面ですね。一応メインとなっているはずのドルフィンホテルやユミヨシさんの場面はなぜかそれほどでもありません。

なので読み返すときは最初と最後の章を飛ばして真ん中をつまみ食いのように読んでいました。



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2013年10月6日日曜日

深海に入らなかった「Tomorrow never knows 」(ミスチル)


Tomorrow never knowsといえば、90年代のミスチルの名曲です。

ミュージッククリップの動画です(公式チャンネルより)。



彼らはその前のシングル、イノセントワールドでブレイクして(ブレイクしたのはもう一つ前のCross Roadだという意見もありますが僕はInnocent Worldだと思っています)、その次にきたのがコレ。素晴らしい楽曲で、キムタクのドラマの主題歌にもなって、この曲でミスチルは完全にトップアーティストになったと思います。

デビュー当時から彼らを応援していた僕としては大変嬉しかったのですが、なぜかこのあとちょっと方向転換して、曲がネガティブになったというか世をはかなむような方向にいったんですよね。「え、なんでそっちに?」と疑問だったのですが当時ボーカルの桜井さんが私生活でいろいろあったようなのでそれも関係していたのかもしれません。

そんななか出たアルバムが「深海」。タイトルからして真っ暗です。まあファンなので買ったのですがシングルのTomorrow never knowsが入ってなくて、なんじゃそりゃー、でした。

謎が解けたのが雑誌のインタビュー。たしか月刊カドカワだったと思います。当時曲が暗いほうに行っていたのはお話ししましたが、やっぱりバンドというか桜井さんの精神状態がそういう方向だったようで、そんななかで出たアルバム「深海」もそのノリを思いっきり反映していたそうです。Tomorrow never knowsの歌詞に「果てしない闇の向こうに手を伸ばそう」という部分があるのですが、今はそれを言える状態じゃないので、アルバムには入れなかったということでした。ポジティブな歌詞はアルバムのノリにあわないということですね。

その話を僕から聞いた大学の先輩が「10年後にはジョンレノンみたいに世界平和とか歌ってるんじゃないの」と言っていてそれがアーティストの辿る道なのかと思いましたが、いまのミスチルはどうでしょうね。ちょっとそんな感じかな。

結局Tomorrow never knowsはその次のアルバム、ボレロに入ってそれはアトミックハートと並んで僕の一番好きなミスチルのアルバムです。




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2013年10月5日土曜日

英語が下手なのを謝る必要はない

  日本人の英語で時々見かけるのは、なにかやたらと自分の英語の下手なことを謝っているんですね。Sorry for my poor Englishとかそういうのをメールや会話の冒頭に言うわけですよ。

  これはやめるべきだと思うんですよ。
第一に英語が上手いか下手かは聞けばわかるんでわざわざ断る必要はありません。
第二に言われた方も対応に困るでしょう。外国人にしては十分上手いですよ、とか、私なんか日本語を全く話せないのにあなたは英語が話せてすごいですよ、とか相手に気を使わせた上にその会話から得るものは何もない。

  僕自身も昔ときどき言っていましたが以上の理由からやめました。
みなさんも無駄なのでやめましょう。


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2013年10月4日金曜日

読書「全面改訂 超簡単 お金の運用術(山崎元)」感想

この本はスゴイですよ。

お金を何にいくら投資すればよいのかをずばり書いています。
よくあるマネー本のようにあれこれ選択肢を並べた挙句、最後は自分の状況に合わせて自己責任で、みたいなしょうもない逃げを打っていません。

その答えは本の最初にいきなり出てきて、残りのページはなぜそれが正しい答えなのかという説明と、その他のお金がらみのレクチャー(家を買うかとか保険はどうするか)に割かれています。

万が一にも営業妨害はしたくないので、答えはここには書きません。買って読んでください。

筆者の山崎元さんの考え方で素晴らしいと思うのは、「事前のベスト」と名づけられているもので、考えて白黒つけられることや努力で改善できる部分は頑張って、そうじゃないことにはグダグダ悩まないというものです。とても爽やかで建設的な考え方だと思います。

この態度は山崎さんの他の著書やブログやツイッターでも一貫していて、常にこの考え方に触れているときっとあなたにも良い影響があると思うので、みんさんぜひ触れてください。

それでは。



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2013年10月3日木曜日

愛はどうだ (ドラマ)


20年位前にTBSで金曜の夜やっていたドラマです。あらすじは、
 
  妻と死別したあと3人の娘と暮らす父親役を緒形拳が演じて、親子愛を軸に男女の恋愛や不倫などいろいろ描いているのですが、このドラマは恋愛というよりも、もっと深く広い人間愛のようなところまで行き着いています。といっても全体のトーンは決して重くなく、むしろコミカル系です。


  3人娘を演じるのは清水美砂、つみきみほ、渋谷琴乃で、社会人の長女は結婚するとかしないとか、次女はプチ不倫中で、でも父親の緒形拳は娘の恋愛にはすごく厳しい(といいつつ緒形拳自身の女性関係はわりと自由奔放)とか、そういうなかで話が進んでいきます。
 

  このドラマの素晴らしいのは最終回がとてもよい終わり方をしているんです。よくある失敗例として最終回に向けて盛り上げるために無理に話を展開させて、それまでの流れが変わってしまい、しかも最終回の着地が上手くできてない、というパターンがありますが、このドラマではそういうことはありません。爽やか、かつ余韻のある終わり方をしています。


  また初期の福山雅治が出演してドラマの挿入歌も歌っています。たしかこの時期だったと思うのですが、彼が雑誌のインタビューで歌手と役者とどっちに力を入れていくつもりなのかと聞かれて、それは自分で決めることではなくて、まわりがどちらの仕事をくれるかという話だから、というようなことを答えていて、なかなかクールだなと思ったのを覚えています。

2013年10月2日水曜日

読書「未来の働き方を考えよう(ちきりん)」感想

話題の本ですね。

長い仕事人生を考えれば一生ひとつの仕事にこだわる必要はなく、世の中のことや自分の適性がわかってくる40歳くらいでキャリアや生き方を変える(考えた結果変える必要がなければそのままでOK)のがいいですよ、という話です。
副題にも「人生は二回、生きられる」、とあります。

そのあたりのことを具体的な例を交えながら論理的に書いていて、読んでて面白いです。
この本については買って読んでもらえばいいんでこのへんにしといて、今回は似たことを言っているもっと古い本を紹介します。


「40歳からでは遅すぎる(邱永漢)」1994年
これはキャリアチェンジを勧めている本ですが論理構成はこうなっています。
1.サラリーマンは60歳で定年。でも平均寿命はもっと長い。
2.なので定年後も続けられる一生の仕事を見つけないといけない。
3.それを60歳になってから始めたのでは遅いので40歳くらいから始めないといけない。
4.ということはその準備はもっと前からしよう。

ということで、別にインターネットの普及やグローバル化などの社会変化がなくても20~40歳の経験をもとに、このくらいの年でキャリアを見直す必要はあったわけですね。

ちきりんの本も面白いですが、邱永漢の本も面白いので機会があったらぜひ読んでみて下さい。
ちきりんの話は丁寧に理論を積み上げるような展開ですが、邱永漢の話は超現実的でサバサバしていますよ。