2013年11月18日月曜日

ブレークしてないほうの曲がいいシリーズ1 「Hello!新しい私」(EE JUMP)

これでブレークした、という曲を持つアーティストは多いですが、僕の観察では本当の名曲とブレークした曲の間にはタイムラグがあり、ブレークの1、2曲前にいいのがあります。たとえれば一年で気温が高いのは8月だけど太陽が高いのは6月みたいなもので、ここでは6月のほうを紹介していきたいと思います。

Hello!新しい私(EE JUMP)

後藤真希の弟ユウキとソニンのユニットEE JUMPのブレーク曲は「おっととっと夏だぜ!」が有名ですが、これはその前に発売された曲です。

EE JUMPは「おっととっと、、」以降コミック系の曲に方針転換してしまった気がするのですが、この曲は普通のJ-POPで、ティーンエイジャーが失恋を乗り越えて前向きに頑張ろう的な、それだけ聞くといかにもありがちなのですが、それがどうして完成度の高いよい曲です。

かといって、EE JUMPがコミック系にいかず普通にいい曲を追求したとしてそっちのほうが良かったかというと、それではインパクトがありませんからね。いろんな意味で芸能界の厳しさ&大人の思惑を感じさせるユニットでした。

残念なのはitunesで手に入るのはラップパートがユウキではないほかの人が歌っているバージョンなんですよ。そうしなければいけないこと、よくわかります。でも曲としてはユウキのオリジナルバージョンのほうがいいです。やっぱり音楽って時代や歌い手の年代などその一瞬にしかない要素があるんだと思います。

オリジナルも探せば聞けるし手に入るのでよかったらそちらを聞いてみてください。

人気ブログランキングを表示



2013年11月13日水曜日

パイナップルの彼方(山本文緒)あらすじと感想。後半にスイッチが切り替わる。

山本文緒というのは直木賞小説家で恋愛がらみの小説で有名です。
この人のデビュー作(たぶん)の「パイナップルの彼方」を紹介します。

主人公は信用金庫に勤める23歳のOL。
周りの人間と適度な距離感をおいたクールでマイペースな日常を送っています。
それがある事件をきっかけに急展開して、、という内容です。

前半は主人公と周りの人間の人物描写と小説の世界観の構築に使われていると思うんですよ。
それが話が急展開する後半に、登場人物の力関係が動き出し、前半で見えていなかった一面が顔を出したりするんで、そこを楽しんでください。

僕はこの作家のほかの作品も読んだのですが、ストーリーににスピード感があるという点でパイナップルの彼方を一押しします。

実はこの作品を読んだのは15年以上前で、今日は久しぶりに読み返しました。
相変わらず面白かったのですが、主人公の日常が大きく動き出すある事件、いやいやそれはアンタ一線を越えてるでしょ、ダメでしょ、そうなるのは時間の問題でしょ、とは思いました。

15年前はみんな年上だった登場人物がいまはほとんど年下というのも面白いです。
キーパーソンのひとり、女ったらしのオジサンが昔は本当にオジサンと思ってましたがいまは年下のむしろ若手のように思えるのって不思議ですよ。

おススメの小説なので皆さんも読んでみてください。

人気ブログランキングを表示

2013年11月10日日曜日

早期リタイアに必要な資金の新しい計算方法

早期リタイアするための必要資金っていくらでしょうか?

ちょっと検索すればいろいろ出てきますね。
でも計算が複雑だったり、なにより必要資金って人によるわけで、3千万円でやっていける人もいれば3億円あっても足りないと思う人もいるでしょう。

これまでの計算方法は将来の支出の合計から決めているのがほとんどなんですよ。
でもそれって人によるし、40代かそれより若いと将来の支出を見積もるのはそもそも難しいです。

今日は僕なりに考えた超簡単な計算方法を提案します。

ステップ1.  もしあなたが定年まで働いたとして得られると思われる、これからの手取り収入の合計を計算してください。
ステップ2. それがあなたが早期リタイアに必要な資金です。
以上です。

ようは将来の収入の合計から決めるわけです。
この方法だと高給取りのひとはより多くの資金がなければ早期リタイアできないということになります。実際そうだと思います。年収1億円の人は貯金が1億円という理由でリタイアはしないでしょ。


例を出して考えて見ましょう。
いまここに年収500万、20歳から60歳まで働いて生涯で2億円稼ぐAさんがいたとしましょう。簡単のために年収は生涯にわたって同じとしますが、年とともにあがる場合でも結論は同じになると思います。

Aさんが20歳のとき、すでに貯金が2億円あったとします。Aさんはこれから稼ぐ生涯の給料をすでに持っているのでこの時点でリタイアしてもOKでしょう。2億円からの利子とか配当とかもあるので、Aさんが生涯に使えるお金はもっと多いはずです。

Aさんが40歳のとき、貯金が1億円とします。60歳まであと20年間働いたとしてもらえる残りの収入をすでに持っているのでリタイアしても大丈夫です。

でもこの超簡単法は年齢があがっていくとイマイチなんですよ。
たとえばAさんが55歳として貯金が3000万円あります。この計算方法だとリタイアOKなんですが3000万円では心もとないのでこの場合は60歳まで働いたほうがいいでしょう。

ですのでこの方法は40歳代以下で早期リタイアを目指す人の目安に使ってください!



株式長期投資 ブログランキングへ

2013年11月5日火曜日

アメリカでおすすめの美味しい食べ物はアメリカ料理とビールです

食べ物がマズイと思われているアメリカですが、意外とそうでもありません。
よくある間違いはアメリカ料理以外のものを食べようとすることです。
これは難しい。
アメリカ料理(ステーキハウスなど)を食べた方がいいです。
ここでは2種類のおススメコースを紹介します。

[A] Pale Ale(ビール)、Steamed Clams(ハマグリのワイン蒸し)を楽しみながら30ドルのステーキを待つコース。
[B]Amber Ale(ビール)、Buffalo Wing (手羽先)を食べながら、サンドイッチに流れるコース。
食後にコーヒーを注文して締めてください。

以下に詳細を説明します。

[1] ステーキ
日本のステーキと違って赤身肉ですが、こっちのほうが肉本来の味を楽しめます。
日本のステーキはちょっと霜降り信仰が強すぎるようにも思うんですよ。
挙げ句の果てに脂を注入して偽装騒ぎになってますしね。
ステーキハウスで30ドルくらい払えばかなり美味しいのが食べられますよ。

[2]サンドイッチ
アメリカのサンドイッチは日本のイメージだとむしろハンバーガーに近いかもしれません。食パンではなく普通のパンに挟まれていることが多いです。どれを食べてもハズレはありません。

[4]Buffalo Wing
手羽先です。これもハズレの少ない食べ物です。ソースをどうするか聞かれるので辛いのがすきかどうかでHotまたはnot hotを注文してください。

[5]Steamed Clams
ハマグリのワイン蒸しです。たまにハズレの店があります。

[3]ビール
日本の各地に地酒があるようにアメリカの各地には地ビールがあります。
またレストランでは瓶ビールと生ビールがありますが生ビールを頼みましょう。
'What draft beer do you have?'か'What do you have on tap?'と聞いてください。
すると店員が全種類を一気に言ってくれてたぶん聞き取れないでしょう。
Pale Aleを頼むと無難です。もうすこし濃いのが好きならIPAまたはAmber Aleを頼んでください。
やや薄くて甘いのが好きならハフワイゼンで、黒ビールが好きならdark beerと言ってみてください。
または'Can I taste?'といえば小さなコップにいれて持ってきてくれるので2,3種類比べて好きなのを注文するのも良いです。

以上のメニューを組み合わせればきっと大満足のディナーになるでしょう。



株式長期投資 ブログランキングへ

2013年11月2日土曜日

「漁師とビジネスマン」で早期リタイアを考えよう


 ハッピーリタイアメントというのには誰しもあこがれますね。わりと知られている話かもしれませんが、こんな話を聞いたことがあります。
 
  ある田舎町に漁師がいて、素晴らしい漁場に恵まれているんですが、その人は毎日朝だけ漁をして昼からは寝ています。それをバカンスでやってきていたMBAをもったビジネスマンが見て不思議そうに聞きました。ちなみにMBAというのは経営学の学位で、それを持っているこのビジネスマンはエリートだということです。

「なんであなたはこんないい海を目の前にしてもっと魚を獲ろうとしないのですか?大儲けするチャンスを逃していますよ」と。
漁師は聞きました。「あなただったらどうするんですか?」
「私だったらまず投資して漁船を増やしますね」
「それで?」
「人も雇って大規模に漁をします。軌道に乗れば利益も大きく増えるでしょう。」
「それで?」
「そこまでくれば悠々自適ですからね。毎朝釣りでもして、昼からは酒をのんでゴロゴロしますよ。」
「それが私がいまやっていることですよ。」

  深いですね。単にMBAビジネスマンを皮肉って終わらせたくはないので少しだけ掘り下げてみましょう。ここには3種類の状態が提示されていると思うんですよ。

1、分相応の生活をしてストレスフリー。これは漁師の生活です。
2、成功に向けて頑張るプロセス。これはMBAの話の前半です。
3、成功を手に入れたあとのリタイア生活。これはMBAの話の後半です。

  どれも価値のある素晴らしい状態だと思いますが、1と3は見かけ上やっていることは同じな訳です。それならMBAは無駄な努力を2でやっていると見るか、いやいや成功の余韻を噛み締めながらのリタイヤ生活は1とは似て非なるもの、と見るかですね。

  僕は1と3は同じだと思います。ただ2はそれ自体が目的となりうるものなので、自分がそこに価値を見いだすならやればいいと思うんですよ。

  みなさんも今は大変だけれど将来楽になることを夢見ていると思います。今の大変さにやりがいを感じているならそれ自体を味わえばよいですし、そうじゃないのならただ我慢するよりはなにか工夫したいですね。人生どんなときでも今が大事ってことかなと思います。