2013年10月8日火曜日

人口が減少しているので日本株は上がらないというわけではない。

日本の人口は今後減っていくので経済発展は望み薄で、従って日本株も長期的には上がる見込みはない、と考えている人がよくいます。僕も以前はそう考えていました。

経済評論家の山崎元さんの本を読んで、この考えが間違っていることに気づきました。
じゃあ正しい考え方は?それは「日本の人口が減っていくことは周知の事実なのでそれは現在の株価にすでに織り込まれているはずで、従ってその事実自体は今後の株価にとってプラスにもマイナスにもならない」というものです。

言われてみればたしかにそうですね。
誰でも知ってることを理由に将来の株価の動向を予想できると思ってはいけないですね。納得。
かといってここだけの秘密情報みたいなのをあてにするのはもっとマズイですよ。





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2013年10月7日月曜日

読むとハワイに行きたくなる「ダンス•ダンス•ダンス (村上春樹)」


村上春樹の小説の中ではこのダンス•ダンス•ダンス が一番好きです。僕の場合、最近の作品は長過ぎて、とにかく最後まで読むのが目標!読み返すとかムリ、みたいになっていますが、これはそういうことはありません。何度も読み返しました。

「羊を巡る冒険」の続編ということになっていますが、前作を読んでなくても大丈夫です。それだと羊博士とかいるかホテルの意味がわからないですが、これは前作を読んでいてもわからないので同じです。

村上春樹の小説の主人公はみんなマイペースにおしゃれな生活を楽しんでいますが、その究極がこの小説だと思います。紀伊国屋もシェーキーズもダンキンドーナツもハワイももの凄くいいところのように思えて自分も行ってみたくなります。

文章が上手いんですよ。テンポよくさらっと読めて、それでいて独自の雰囲気を確立しています。いろんな事件が起こるのですが、事件の展開そのものよりも主人公のクールさを楽しむ小説だと思います。

僕が好きなのはハワイの章と、五反田君と会って話してる場面(何回もある)、警察の取り調べの場面ですね。一応メインとなっているはずのドルフィンホテルやユミヨシさんの場面はなぜかそれほどでもありません。

なので読み返すときは最初と最後の章を飛ばして真ん中をつまみ食いのように読んでいました。



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2013年10月6日日曜日

深海に入らなかった「Tomorrow never knows 」(ミスチル)


Tomorrow never knowsといえば、90年代のミスチルの名曲です。

ミュージッククリップの動画です(公式チャンネルより)。



彼らはその前のシングル、イノセントワールドでブレイクして(ブレイクしたのはもう一つ前のCross Roadだという意見もありますが僕はInnocent Worldだと思っています)、その次にきたのがコレ。素晴らしい楽曲で、キムタクのドラマの主題歌にもなって、この曲でミスチルは完全にトップアーティストになったと思います。

デビュー当時から彼らを応援していた僕としては大変嬉しかったのですが、なぜかこのあとちょっと方向転換して、曲がネガティブになったというか世をはかなむような方向にいったんですよね。「え、なんでそっちに?」と疑問だったのですが当時ボーカルの桜井さんが私生活でいろいろあったようなのでそれも関係していたのかもしれません。

そんななか出たアルバムが「深海」。タイトルからして真っ暗です。まあファンなので買ったのですがシングルのTomorrow never knowsが入ってなくて、なんじゃそりゃー、でした。

謎が解けたのが雑誌のインタビュー。たしか月刊カドカワだったと思います。当時曲が暗いほうに行っていたのはお話ししましたが、やっぱりバンドというか桜井さんの精神状態がそういう方向だったようで、そんななかで出たアルバム「深海」もそのノリを思いっきり反映していたそうです。Tomorrow never knowsの歌詞に「果てしない闇の向こうに手を伸ばそう」という部分があるのですが、今はそれを言える状態じゃないので、アルバムには入れなかったということでした。ポジティブな歌詞はアルバムのノリにあわないということですね。

その話を僕から聞いた大学の先輩が「10年後にはジョンレノンみたいに世界平和とか歌ってるんじゃないの」と言っていてそれがアーティストの辿る道なのかと思いましたが、いまのミスチルはどうでしょうね。ちょっとそんな感じかな。

結局Tomorrow never knowsはその次のアルバム、ボレロに入ってそれはアトミックハートと並んで僕の一番好きなミスチルのアルバムです。




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2013年10月5日土曜日

英語が下手なのを謝る必要はない

  日本人の英語で時々見かけるのは、なにかやたらと自分の英語の下手なことを謝っているんですね。Sorry for my poor Englishとかそういうのをメールや会話の冒頭に言うわけですよ。

  これはやめるべきだと思うんですよ。
第一に英語が上手いか下手かは聞けばわかるんでわざわざ断る必要はありません。
第二に言われた方も対応に困るでしょう。外国人にしては十分上手いですよ、とか、私なんか日本語を全く話せないのにあなたは英語が話せてすごいですよ、とか相手に気を使わせた上にその会話から得るものは何もない。

  僕自身も昔ときどき言っていましたが以上の理由からやめました。
みなさんも無駄なのでやめましょう。


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2013年10月4日金曜日

読書「全面改訂 超簡単 お金の運用術(山崎元)」感想

この本はスゴイですよ。

お金を何にいくら投資すればよいのかをずばり書いています。
よくあるマネー本のようにあれこれ選択肢を並べた挙句、最後は自分の状況に合わせて自己責任で、みたいなしょうもない逃げを打っていません。

その答えは本の最初にいきなり出てきて、残りのページはなぜそれが正しい答えなのかという説明と、その他のお金がらみのレクチャー(家を買うかとか保険はどうするか)に割かれています。

万が一にも営業妨害はしたくないので、答えはここには書きません。買って読んでください。

筆者の山崎元さんの考え方で素晴らしいと思うのは、「事前のベスト」と名づけられているもので、考えて白黒つけられることや努力で改善できる部分は頑張って、そうじゃないことにはグダグダ悩まないというものです。とても爽やかで建設的な考え方だと思います。

この態度は山崎さんの他の著書やブログやツイッターでも一貫していて、常にこの考え方に触れているときっとあなたにも良い影響があると思うので、みんさんぜひ触れてください。

それでは。



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2013年10月3日木曜日

愛はどうだ (ドラマ)


20年位前にTBSで金曜の夜やっていたドラマです。あらすじは、
 
  妻と死別したあと3人の娘と暮らす父親役を緒形拳が演じて、親子愛を軸に男女の恋愛や不倫などいろいろ描いているのですが、このドラマは恋愛というよりも、もっと深く広い人間愛のようなところまで行き着いています。といっても全体のトーンは決して重くなく、むしろコミカル系です。


  3人娘を演じるのは清水美砂、つみきみほ、渋谷琴乃で、社会人の長女は結婚するとかしないとか、次女はプチ不倫中で、でも父親の緒形拳は娘の恋愛にはすごく厳しい(といいつつ緒形拳自身の女性関係はわりと自由奔放)とか、そういうなかで話が進んでいきます。
 

  このドラマの素晴らしいのは最終回がとてもよい終わり方をしているんです。よくある失敗例として最終回に向けて盛り上げるために無理に話を展開させて、それまでの流れが変わってしまい、しかも最終回の着地が上手くできてない、というパターンがありますが、このドラマではそういうことはありません。爽やか、かつ余韻のある終わり方をしています。


  また初期の福山雅治が出演してドラマの挿入歌も歌っています。たしかこの時期だったと思うのですが、彼が雑誌のインタビューで歌手と役者とどっちに力を入れていくつもりなのかと聞かれて、それは自分で決めることではなくて、まわりがどちらの仕事をくれるかという話だから、というようなことを答えていて、なかなかクールだなと思ったのを覚えています。

2013年10月2日水曜日

読書「未来の働き方を考えよう(ちきりん)」感想

話題の本ですね。

長い仕事人生を考えれば一生ひとつの仕事にこだわる必要はなく、世の中のことや自分の適性がわかってくる40歳くらいでキャリアや生き方を変える(考えた結果変える必要がなければそのままでOK)のがいいですよ、という話です。
副題にも「人生は二回、生きられる」、とあります。

そのあたりのことを具体的な例を交えながら論理的に書いていて、読んでて面白いです。
この本については買って読んでもらえばいいんでこのへんにしといて、今回は似たことを言っているもっと古い本を紹介します。


「40歳からでは遅すぎる(邱永漢)」1994年
これはキャリアチェンジを勧めている本ですが論理構成はこうなっています。
1.サラリーマンは60歳で定年。でも平均寿命はもっと長い。
2.なので定年後も続けられる一生の仕事を見つけないといけない。
3.それを60歳になってから始めたのでは遅いので40歳くらいから始めないといけない。
4.ということはその準備はもっと前からしよう。

ということで、別にインターネットの普及やグローバル化などの社会変化がなくても20~40歳の経験をもとに、このくらいの年でキャリアを見直す必要はあったわけですね。

ちきりんの本も面白いですが、邱永漢の本も面白いので機会があったらぜひ読んでみて下さい。
ちきりんの話は丁寧に理論を積み上げるような展開ですが、邱永漢の話は超現実的でサバサバしていますよ。