2013年10月3日木曜日

愛はどうだ (ドラマ)


20年位前にTBSで金曜の夜やっていたドラマです。あらすじは、
 
  妻と死別したあと3人の娘と暮らす父親役を緒形拳が演じて、親子愛を軸に男女の恋愛や不倫などいろいろ描いているのですが、このドラマは恋愛というよりも、もっと深く広い人間愛のようなところまで行き着いています。といっても全体のトーンは決して重くなく、むしろコミカル系です。


  3人娘を演じるのは清水美砂、つみきみほ、渋谷琴乃で、社会人の長女は結婚するとかしないとか、次女はプチ不倫中で、でも父親の緒形拳は娘の恋愛にはすごく厳しい(といいつつ緒形拳自身の女性関係はわりと自由奔放)とか、そういうなかで話が進んでいきます。
 

  このドラマの素晴らしいのは最終回がとてもよい終わり方をしているんです。よくある失敗例として最終回に向けて盛り上げるために無理に話を展開させて、それまでの流れが変わってしまい、しかも最終回の着地が上手くできてない、というパターンがありますが、このドラマではそういうことはありません。爽やか、かつ余韻のある終わり方をしています。


  また初期の福山雅治が出演してドラマの挿入歌も歌っています。たしかこの時期だったと思うのですが、彼が雑誌のインタビューで歌手と役者とどっちに力を入れていくつもりなのかと聞かれて、それは自分で決めることではなくて、まわりがどちらの仕事をくれるかという話だから、というようなことを答えていて、なかなかクールだなと思ったのを覚えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿