2013年10月2日水曜日

読書「未来の働き方を考えよう(ちきりん)」感想

話題の本ですね。

長い仕事人生を考えれば一生ひとつの仕事にこだわる必要はなく、世の中のことや自分の適性がわかってくる40歳くらいでキャリアや生き方を変える(考えた結果変える必要がなければそのままでOK)のがいいですよ、という話です。
副題にも「人生は二回、生きられる」、とあります。

そのあたりのことを具体的な例を交えながら論理的に書いていて、読んでて面白いです。
この本については買って読んでもらえばいいんでこのへんにしといて、今回は似たことを言っているもっと古い本を紹介します。


「40歳からでは遅すぎる(邱永漢)」1994年
これはキャリアチェンジを勧めている本ですが論理構成はこうなっています。
1.サラリーマンは60歳で定年。でも平均寿命はもっと長い。
2.なので定年後も続けられる一生の仕事を見つけないといけない。
3.それを60歳になってから始めたのでは遅いので40歳くらいから始めないといけない。
4.ということはその準備はもっと前からしよう。

ということで、別にインターネットの普及やグローバル化などの社会変化がなくても20~40歳の経験をもとに、このくらいの年でキャリアを見直す必要はあったわけですね。

ちきりんの本も面白いですが、邱永漢の本も面白いので機会があったらぜひ読んでみて下さい。
ちきりんの話は丁寧に理論を積み上げるような展開ですが、邱永漢の話は超現実的でサバサバしていますよ。

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