2013年10月21日月曜日

中国株投資の結果と感想

僕が投資を始めたのは2000年頃だったのですが、当時かなり力を入れていたのが中国株でした。邱永漢さんという方の本を熱心に読んでいてそこで中国株がすすめられていたのです。

その頃の中国はちょうど高度成長時代の日本と似ていると言われていたと思います。
配当も10%台がザラとか北京オリンピックを控えて活気づいているとか威勢のいい話が世間でたくさんありました。

僕自身も株で当てて大もうけしたいという野望があったので(それは今もですが)、投資資金の80%くらいは中国株にあてて、投資資金ができるだびにどんどん買い増ししていきました。

邱永漢さんはおすすめ銘柄をわりとガンガン発言されていたので、ほとんどその通りに買っていました。購入資金が追いつかないくらいでした。


で、どうなったのか?
それがかなり儲かったんですよ。
買った株のひとつに張裕葡萄酒(ヤンタイチャンユー)というのがあって、それが一時期10倍以上に値上がりして全体のパフォーマンスを押し上げてくれた感じです。結局高値では売ってなくて今も持っているので10倍儲けた訳ではないのですが、配当も良くて気分の良い銘柄でした。


損した銘柄もたくさんあるのですが、全体としては邱永漢さんについていって良かったと思ってます。なにより彼は勧めた銘柄を自分でも買っていたのがいいですよ。
自分でリスクを取っている人は信用できます。


それではこれからも中国株やその他の新興国銘柄を他人にも勧めるのかというと、そうは単純ではないんですよね。いろいろやってみて気がついたのは、

1、配当が中国と日本で二回課税されたり、手数料も現地手数料とかいうのがあって、取引コストがやや高い。

2、10パーセント以上の配当がザラってことはなくて、平均すれば2、3パーセントで日本株とそんなに変わらない。そもそも高配当がいいことと言えるのかわからないと今は思っています。

3、以前のエントリーで日本株の将来について書いたときと同じで、その国の経済成長が期待されているんならそれはすでに現在の株価に含まれているはずなので、この先上がる理由にはならないような気がします。


というわけで僕自身は自分の投資結果には満足していますが、ラッキーに助けられた結果オーライ的なところが大きかったのかなと今は感じています。

今でも中国株をかなり持っているのですが、この数年は分散投資の重要性を知ったこともあり、少しずつ中国株のウェイトを減らしているところです。

これからやろうとしている方には、コストとかその他面倒なこともありますが、エキサイティングだし日本株とは違う値動きをするので面白いですよ、グッドラック!と伝えたいです。

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