2013年10月6日日曜日

深海に入らなかった「Tomorrow never knows 」(ミスチル)


Tomorrow never knowsといえば、90年代のミスチルの名曲です。

ミュージッククリップの動画です(公式チャンネルより)。



彼らはその前のシングル、イノセントワールドでブレイクして(ブレイクしたのはもう一つ前のCross Roadだという意見もありますが僕はInnocent Worldだと思っています)、その次にきたのがコレ。素晴らしい楽曲で、キムタクのドラマの主題歌にもなって、この曲でミスチルは完全にトップアーティストになったと思います。

デビュー当時から彼らを応援していた僕としては大変嬉しかったのですが、なぜかこのあとちょっと方向転換して、曲がネガティブになったというか世をはかなむような方向にいったんですよね。「え、なんでそっちに?」と疑問だったのですが当時ボーカルの桜井さんが私生活でいろいろあったようなのでそれも関係していたのかもしれません。

そんななか出たアルバムが「深海」。タイトルからして真っ暗です。まあファンなので買ったのですがシングルのTomorrow never knowsが入ってなくて、なんじゃそりゃー、でした。

謎が解けたのが雑誌のインタビュー。たしか月刊カドカワだったと思います。当時曲が暗いほうに行っていたのはお話ししましたが、やっぱりバンドというか桜井さんの精神状態がそういう方向だったようで、そんななかで出たアルバム「深海」もそのノリを思いっきり反映していたそうです。Tomorrow never knowsの歌詞に「果てしない闇の向こうに手を伸ばそう」という部分があるのですが、今はそれを言える状態じゃないので、アルバムには入れなかったということでした。ポジティブな歌詞はアルバムのノリにあわないということですね。

その話を僕から聞いた大学の先輩が「10年後にはジョンレノンみたいに世界平和とか歌ってるんじゃないの」と言っていてそれがアーティストの辿る道なのかと思いましたが、いまのミスチルはどうでしょうね。ちょっとそんな感じかな。

結局Tomorrow never knowsはその次のアルバム、ボレロに入ってそれはアトミックハートと並んで僕の一番好きなミスチルのアルバムです。




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